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事務担当AI2がWinAutomation(RPAツール)を使ってみた⑤

WinAutomation は2021年12月末日をもってマイクロソフト社のサポートが終了いたしました。
後継製品として Power Automate for desktop がリリースされており、ロボ研では WinAutomation からの 移行を含め、導入支援、自社開発サポート、受託開発を行っております。
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基本的な用語を理解したところで、アクションを作っていきたい。

今回は、スケジュール機能を使用し、現在時刻をDisplay Messageアクションで表示されるようにするTask4。


こちらはスムーズに進んだので、自分用にカスタマイズ。

仕事をしていると、お昼休時間が始まったのに気づかないことがある。

在宅なので特に、メリハリをつける意味でも、昼休みの12:00にDisplay Messageで時間を表示させるプロセスを作ってみたい。

まずは、Processes画面でプロセスを作成。
「Get Current Date and Time」で現在時刻を取得。

👉「Get Current Date and Time」アクションで現在時刻の取得ができる。



次に、「Display Message」アクションでタイトルに「お昼だよ☆」と表示させるよう設定。

👉「Display Message」アクションでメッセージを表示する。

以上でプロセス作成は終了。


続いて、スケジューラーを設定。
「Scheduler」タブで新しいスケジュールを設定。



Schedule TypeでDailyやWeeklyなど、いつプロセスを起動させるか選択。
Add Timeで起動する時間も設定可能。


OKを押下。どのプロセスをスケジューラーで実行するかを選択。
時間になるとPC画面にディスプレイ表示されるようになった!

こちらは終業時バージョン(就業時間17:30の10分前に表示されるように設定)が起動した画面。



スケジューラーを設定すると手動でプロセスを実行する必要がないため
毎日決まった時間にプロセスを動かす場合や、
週に1回、月に1回など定期的にプロセスを実行する場合に活用できる。



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今回は、WinAutomation(RPA)にこういう機能があるからこういうことができるな、
という視点で、自分用にカスタマイズしてプロセスを作成してみた。
「これまでなかったけどあったら便利」をRPAに実現させることができた事例。

上記もRPAでの使い方としては有効かもしれないが、
RPAの特性・実現可能性を理解し、”実際の業務の中でRPAをどう活用するか”
を考えることがRPAを使うにあたって大切なことだと感じた。
RPAありきでRPAに振り回されては、業務で活かし定着させることはできない。
(・・AI2、このままRPAに振り回される予感)

まずは、自身の業務自体を見直し、”ヒトが必ずしなければいけない作業”
(クリエイティブな業務や、複雑な判断を必要とする業務など)と、
”誰でもできる作業”(判断が不要、もしくは定型的な判断により遂行可能な業務)に
分けて考えることで、不要な業務やRPAに代替可能な業務を洗い出すことができ、
より生産性を向上させる使い方ができると思う。


「どういう操作をRPA化するか」を想像力をもって考えることと、
考えた通りにWinAutomation(RPA)のプロセスを作成する「技術」の
両方が必要だなと痛感した。

まだまだ「技術」の部分が追いつかないのがつらい…(泣)




 
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