特別定額給付金の申請を支援するために
AI-OCRやRPAベンダーによる自治体支援が行われています。
今回、山形市の特別定額給付金申請書に対して、
「AI-OCR」と「WinAutomation」
を組み合わせてどの程度読み取り処理することができるのか実際に動かしてみたい思います。
今回使用するのは、
弊社が付加価値パートナーとして提供している CogentLabs 社のAI-OCR「Tegaki」です。
「WinAutomation」から「Tegaki」に対してファイルを送信し連携してみます。
読み込む内容は
に対して、手書きで記載したものを取り込んでみます。
(あえて癖の強い字でなるべく汚く書いてみました)
実際に書いたものは以下のとおり。
実施方法は
「Invoke Web Service」アクション
でTegakiにデータを送信し、結果を取得。
結果を「Write to Excel Worksheet」アクション
にてExcelに出力させます。
読み込み結果は以下の通りです。
(今回は読み取り結果の出力の他にConfidenceという項目も表示させています。)
セルに色を付けているところが今回記載内容と差があったところになります。
Tegakiの設定等々で読み取り精度が変わっていきますので、
調整していけば、もっと精度は上がっていくのではないでしょうか?
今回、世帯主欄の氏名と給付対象者の氏名が異なっています。
WinAutomationでは、処理結果をもとにチェック処理を入れることも可能なので、今回のケースのように氏名が異なる場合にセルに色を付けることも可能です。
ルールに従ったチェック処理を入れることにより、人が作業する前に間違いに気づくことができ、
作業軽減につながるのではないでしょうか?
あさひ会計ではTegakiを相続通帳OCRロボで使用しています。
相続通帳OCRロボについては近々ご紹介できればと思います。