「この世には、二種類の人間がいる。銃を構えるやつと穴を掘るやつだ。」これは、映画『続・夕陽のガンマン』※¹でのクリント・イーストウッド扮するジョーの有名なセリフであり、対照的な二人の立ち位置の違いを、クールに、ユニークに表現している。
RPAを事業会社向けに導入支援してきた中で、RPAを導入する経営者か、しない経営者か、セミナーやプレゼン時において、その違いをしばしば感じる。後者の経営者は、効果の質問をし、前者は効果を聞くことはない。RPAに作業を移管した場合、時間削減率は90%~100%になる。その時間削減効果から業務の効率化という表現が不適切に感じるほどであり、効果が導入の是非理由になることはないと感じている。
株式会社ASAHI Accounting Robot研究所※²の仙台オフィスに「Microsoft Base Sendai」を設置、Microsoft Power Platformなど、MicrosoftのTechnologyの情報発信を行っている。先日、Microsoft HoloLens2※³について発信するイベントがあった。
Microsoft HoloLens2は、これまで映画の世界であったHologram技術を低価格で提供するサービスである。Mixed Reallity(複合現実)という仮想空間と現実世界の映像を重ねあわせた技術であり、その活用はあらゆる業界で利用可能である。製造現場での図面や作業指示の表示、現実の商品にデザインを加える、商品案内のマニュアルを表示させる、博物館で3Dの恐竜を出現させる、リモートアシストを受ける、医療の手術現場での利用など、その活用方法は無限にひろがる。
従来、高額な投資が必要だったRPA、AIに加え、今後、Hologramも企業が利用できるサービスとなる。使ったことのないTechnologyについて効果を聞いていては、スタートはきれない。Do,or Do not.
今まさに、新たなサービスの創造、生産性アップ、付加価値業務への移行のチャンスといえる。この世には二種類の会社がある。Technologyを活用する会社とその効果を検討している会社だ。無理な人海戦術からTechnologyの活用へ。中小企業の発展、継続にTechnologyの活用は不可欠である。
「Beyond」2022年1月号
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※1 1966年公開の西部劇。セルジオ・レオーネ監督。
※2 中小企業向け RPA導入支援、DX支援を行っている。
Microsoft Partner企業であり、Microsoft365、Power Automate等販売代理店。
※3 ヘッドマウントディスプレイ型のデバイスで、Mixed Reallity(複合現実)を可能にする。
現実世界の映像に高解像度の仮想空間映像を取り込み、Hologramを手で動かすことが可能であり、
写真、動画、仮想空間情報を他のユーザーとの共有も可能。
ロボ研では、Power Automate を利用したフローの導入・運用・開発支援、
Power AppsなどのPower Platformを活用した効率化支援、
リスキリングに関するご支援を行っております。
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