WinAutomation は2021年12月末日をもってマイクロソフト社のサポートが終了いたしました。
後継製品として Power Automate for desktop がリリースされており、ロボ研では WinAutomation からの 移行を含め、導入支援、自社開発サポート、受託開発を行っております。
詳細はこちら
ロボ研エンジニアの1-PAYこと森谷です。
先日、WinAutomationで作成したプロセスをPowerAutomateDesktopへ移行するツール、
Process migrator(プロセスマイグレーター)のプレビュー版が
リリースされましたので、早速試してみました。
インストール方法
Process migratorのセットアップファイルは下記リンク先の “downloading the setup file” からインストール可能です。
Process migrator for Softomotive products (preview) – Power Automate | Microsoft Docs
セットアップファイルがインストール後、ファイルを起動すると
以下の画面が表示されるのでNextをクリック。
インストールフォルダを選んでInstallを実行。
インストール成功。
これだけでインストールの工程は終了です。
実際に使ってみる
Process migratorを起動するとPowerAutomateDesktopが使用可能なMicrosoftアカウントの情報を要求されます。
入力してNext。
WinAutomationのプロセスが一覧で表示されました。
今回は試しにSampleフォルダの『01_Hayawaza_仕分けファイル変換』
プロセスを移行してみます。
使い方は非常に簡単で、移行したいプロセスを選択して右下にある
Start Migrationのボタンを押すだけ。
Start Migrationを押してすぐに変換が開始され、あっという間に変換が終了しました。
StartからCompleteまでの時間は約15秒。
早い…!!
変換後のプロセスはこちら。
左:WinAutomation / 右:PowerAutomateDesktop
しっかり変換されています。
一部PowerAutomateDesktopに存在せず、移行できないアクションは
『移行できませんでした』のコメントに変換されました。
まとめ
プロセス移行ツール、Process migratorがリリースされたという事で早速使ってみました。
WinAutomationで作成したプロセスをわざわざPowerAutomateDesktopで組み直す必要が無くなるため、非常に便利です。
特にプロセスの変換がとても速いため、移行する際にストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ただし、移行できないアクションも存在するので、その点は注意が必要ですね。
以前のブログでWinAutomationとPowerAutomateDesktopのアクション比較を掲載しておりますので、
移行可能なアクションの参考にして頂ければ幸いです。
現状はあくまでプレビュー版ですので、一般公開されるのが楽しみですね。
今回のプロセス移行ツールをきっかけに、是非PowerAutomateをご検討してみてはいかがでしょうか。
Microsoft Power Automate | Microsoft Power Platform
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